誤解していませんか?成年後見制度

財産の管理や契約の締結には、自分自身で適切に判断する能力が必要となります。もし、十分な判断能力を持ち合わせていないと、契約上、不利益を被ってしまう場合や、いわゆる悪徳業者の標的にされてしまう可能性も高まります。しかしながら、テクスチャー03現実問題として、病気やケガ、加齢などによって、健康状態だった頃や若かりし頃と比較すると、判断能力が衰退してしまった人も、実際に、存在するワケです。かつて、一人暮らしの老人が、自分の意に反して、高額な商品を購入させられたなどという事例も実際にあったのです。
そして、このように、知的障害や精神障害、認知症などの理由で判断能力が不十分な人が、経済的な不利益などを被らないための法的な支援体制が成年後見制度です。字面から、何等かの成人支援制度と誤解していた人はいないでしょうか。ちなみに、この制度は、2000年からスタートしました。
ところで、ある統計資料によると、この制度の利用者数は、平成25年12月末時点で17万6564人だったとのことです。現在が高齢化社会である点や、認知症を発症する人の増加しつつある実態を考慮すると、利用者数はさほど多くないといった印象ではないでしょうか。ただ、今後、高齢化社会の一段の進展が予想されることなどから、同制度の利用者数が、増加していく可能性も考えられます。

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